当校に入学した3人の先輩たちに、この学校を選んだ理由や学校生活についてインタビューを行いました。
早川さん: 2年生 寮生活
岡﨑さん: 1年生 寮生活
髙見さん: 2年生 自宅通い
この学校を選んだ理由、決め手は何ですか?
看護の道に進みたい、と進路指導の先生に相談し、先生と一緒に調べている中でこの学校のことを知りました。学校説明会には参加していませんが、パンフレットを取り寄せたり、ホームページを見て調べました。
国立病院機構の病院は全国にあり、ネットワークがある大きな病院なのに、学校は少人数制教育できめ細かい教育体制が整っていること、学年間の交流もできるということが選んだ決め手になりました。
また、先生と生徒の距離が近いのも良いなと思いました。 私は柏崎が地元ではなく、実家からは少し距離がありますが、土日は普通に帰れる距離だし、家族でよく柏崎の海に遊びに来ていたので慣れ親しんでいました。実際入学してみて、遠い感じはしませんでした。
私は社会人入試で入学したのですが、ホームページで学費や寮の有無、信頼性などを調べ、他の学校と比べて総合的に判断して決めました。
新型コロナウイルスの影響で、小さい学校だと経営難で潰れる可能性などもあると聞いて怖いと思いましたが、国立病院機構はしっかりしているし、安心感があったのが決め手になりました。
去年初めて社会人入試が始まったので、タイミングとしてもチャンスだと思い、思い切って挑戦してみました。
私は高校で進路指導の先生に将来看護師になろうと思っていることを相談し、先生が選んでくれた学校の中から選びました。
長岡出身なので地元の学校とも比較したんですが、学校説明会や文化祭に行ったときに生徒と先生の距離が近くて、とても良い雰囲気だなと思いました。
他の学校と比べても一番雰囲気が良かったので、そこが決め手になりました。
私は新型コロナウイルスの影響でオープンキャンパスには参加できませんでしたが、入学してみると先生が明るく接してくれて、丁寧にサポートしてくれるので、勉強しやすい環境だと思います。
他のところと比べて授業料も安く、全国に病院のあるグループの附属看護学校なので、質の高さも感じますね。 新型コロナウイルスのワクチン接種も、同世代の人より早めに受けられてよかったなと思います。
この学校の良いところはどんなところだと思いますか?
看護学校での授業は、高校の時と違って人間の体や心について学びます。
入学してから基礎的学問として心理学や人間工学などを学び、人の気持ちや機能が学びやすくなったと思います。
授業以外にもモデルを使って援助方法を学び、自立を支援する方法などを学びます。そのことから患者さんの気持ちをより深く考えるようになりました。実習形式の授業も多いので学びやすいと思います。
環境は、近くに赤坂山公園があり、自然豊かな場所です。高台なので窓から海が見えてとても良い場所だと思います。
私は長岡から通っているので、景色を見ながら通学するのも気分が良いです。家からは1時間くらいかかるので、毎日だいたい朝6時頃に家を出ます。
早起きだね!寮だとゆっくりでも間に合うよね。
急げば5分です!
すごい、羨ましい!
新型コロナウイルスの影響で実習が受けられない病院が多いと聞きますが、新潟病院は私たちを温かく受け入れてくれて、看護師さんも優しいので、学べる事が多いところにメリットを感じています。
学生寮は築5年で部屋もきれいだし、職員の方も学生寮の近くのアパートに住んでいるので、セキュリティ面でも安全で住みやすい環境だと思います。
自分で家事をするようになり、精神的にも大人になれるんじゃないかと思います。私も改めて親のありがたみを感じました。
学校でお弁当を注文できる(昼食・夕食)ので、自炊が難しい人や実習で忙しい時はすごく助かると思います。
寮に帰ってから家事の負担を減らせるのは大きいですね。
それから、県外出身の先生が多くて、先生の地元の話を聞けたりするのも色々な価値観を知ることができて面白いです。
私は元々病院で勤めていた経験がありますが、不足していた知識を授業で肉付けしている感じです。
社会人入学だと周りの学生と年齢差はありますが、自分に無い発想をしている人を見て、気づかされることもあります。
立地的には、海が近い環境で釣りに行ったりできるのは良いですね。私は自然が好きで、釣りもするんですが、友達を誘って釣り仲間を増やしました。
私も友達と海に遊びに行くけど、柏崎の海で釣りをしてる人はたくさんいますよね。
学生生活で大変なことはありますか?
看護師になるために3年間で多くの知識を学ばなくてはいけないので、テストが多く、テスト勉強が大変だなと思いました。
平日はひとりで勉強することが多いですが、土日は柏崎市内のカフェや図書館で勉強しています。一人では分からなかったところを友達と共有して頑張っています。
柏崎市にはコメダ珈琲やスターバックスもあるので良いよね
金銭的には、アルバイトはできないので親から支援をしてもらっていますが、なるべく自炊をするなどして節約をしています。
奨学金制度もあって、奨学金を貸与された病院で卒業後3年間働いたら返還が免除されるので活用させてもらっています。
みんなと歳が違うので、みんなの輪の中に入っていくのが大変かもしれません。あと、自分は考え方がちょっと真面目過ぎるかもしれない。
今年の1年生はみんな元気な子が多いみたいだね。
あとは、病院によって患者さんの特徴も異なり、看護の応用など教えていただけるので、「郷に入っては郷に従え」という考え方も大切だと思います。自分の中で正しいと思っていることが、場所によっては違うことがあるので、思い込みや先入観を取り払い、まずはその場所のやり方を学ぶことが大切だと思います。
実習中は実習記録を書くことが多いんですが、私のように自動車で通学していると帰ってから机に向かえる時間が少なくなるので、勉強する時間を作るのがなかなか大変だと思います。
近いと楽ですね。
1年生の頃は電車通学だったのでまだ楽でしたが、2年になって自動車通学を始めたので大変で・・・でも放課後に18:00まで実習記録を書く時間があるので、そこで集中して頑張っています。
1年生に比べて2年生は実習が多いんですか?
2年生になると多くなります。覚悟したほうがいいですよ。
でも実習はやったら意外とできるよね。最初は大変だけど大丈夫だよ。
実習の内容、印象はどうですか?
実習では、まず初めに先生から患者さんの情報を伝えられ、その患者さんの疾患について事前学習をします。その後、実習当日に患者さんにお会いしてコミュニケーションをとります。
患者さんの言葉や周りの雰囲気を見ながら、電子カルテを見て情報を集め、記録を進めていきます。
進めていくなかで、どういう経緯でこういう病気になったのか、どんな援助が必要なのかを先生と一緒に考えます。 患者さんが必要とする援助を決め、援助を行い、その効果を記録するというような流れになります。
一人ひとり担当させていただく患者さんが違うので、患者さんの反応を見て、その支援が患者さんに合っているか、個別性を判断していくのが難しいと思います。 事前学習で調べ、頭の中でイメージしていても、病棟によって患者さんの特徴に合わせた方法があるので、臨機応変に対応していく必要があり、大変だと思います。
1年生は1月くらいになると実習が始まります。それまでは学校の看護実習室で勉強します。今はイメージしながらですが、実際の患者さんに援助を行い、安楽や苦痛などの反応を観察しないと、分からない部分は多いと思います。
患者さんといかに信頼関係を築けるかが大切だなと思います。
はじめは自分の話をしてくれなかった患者さんが、日が経つにつれて抱えている悩みや、退院後の過ごし方などを自然と話してくれるようになり、コミュニケーションを取れるようになることでお互いに介助を受けやすく・しやすくなったので、やはり信頼関係は大切だと思います。
オープンキャンパスはどうでしたか?
講義室で学校の説明をしてもらった後に、赤ちゃんの人形を抱えたり、お風呂に入れる(沐浴)援助をする体験がありました。この体験で、看護とはどのようなものかイメージできたように思います。 なんとなく看護師になりたい、けど実際どんなことをするのか分からないという人はぜひオープンキャンパスに参加してみてください。
柏崎での暮らしはどうですか?
日用品の買い物は学校・学生寮の近くにウエルシア(柏崎米山台店、歩いて10分)があり、セブンイレブンもあるので便利です。自転車でウオロクやホームセンタームサシに行くこともあります。自転車15分圏内で必要なものは買えるので不便さはないですね。
趣味のものや日用品はドンキホーテなどで買うこともありますね。
ドンキホーテ は何でも揃って便利ですよね。
私は休みの日は自宅で過ごしています。本屋で本を買ったり、たまにですがバッティングセンターに行くこともあります。
私はカフェで友達と勉強したり、最近できたハコニワ(柏崎市田中にある複合スポット)に遊びに行ったりしています。ハコニワはカフェやランチなどもできるし、景色のいい場所なので癒されます。
受験生に伝えたいことを教えて下さい。
「看護師」のイメージは、白衣を着て、注射をして、患者さんと話してるイメージを持った人がいるかもしれませんが、専門的な知識の勉強もたくさん必要で、患者さんとの接し方など学ばなければならないこともたくさんあります。
甘い考えで入るのではなく、「しっかり勉強して国家試験に受かって、看護師として働くんだ!」という強い意志を持ってほしいと思います。
アルバイトやボランティアを通じて、人との接し方を勉強しておくといいと思います。学生時代から人と社会に関係することに携わることは、看護師になる・ならないに限らず、将来の自分のためになると思うので、世の中には色々な人がいるということを知っておくと良いんじゃないかなと思います。
看護の道を選ぶということは、途中で諦めたり、道を変えない限りは看護師としてずっと生きていくことになります。
学生時代に自分で決めた目標を1つでもやり遂げる経験をしておくと、挫折しそうになったときにも立ち直れると思います。
また、人を相手にする仕事なので、学生時代に様々な人と関わること(アルバイトやボランティアなど)をやっていれば、スムーズに看護学校での生活を送れるんじゃないかなと思います。
看護師は国家資格なので、全国どこでも働けるし、病院だけではない働き先がいっぱいあります。(保育園や幼稚園、老人ホームや障害者施設など)
看護師は需要があるという面でも魅力的な職業なので、看護師を目指そうとしている学生さんたちはぜひ挑戦してみてほしいと思います。
看護の道は1本のように見えて、いざ看護師になるといろいろな場所で働ける、将来の可能性が広がる職業ですよね。
余談
あと、実習は試練だよね。
実習に行くと、看護への向き合い方、気持ちの持ち様が変わるよね。
実習に行く前はまだ甘えみたいな感情があると思うけど、実習に行くと看護師のリアルな姿が見えて気持ちが引き締まるし、看護に対してさらに真剣に向き合えるようになったよね。
同じ病棟で一緒に実習をしたクラスメートと絆が生まれたりして、頑張ろうって気持ちにもなるよね。
自分もまだこれからだから、しっかり準備しておこう!